夏はやっぱり、足元に冷たい清流、そして渓流沿いを吹き抜ける爽やかな風の中 ひと時の暑さを忘れ、「 ミヤマカワトンボ 」 と戯れるのは最高の楽しみです。 車でなければ、川底に沈めた缶ビール 美味しいだろうなぁ~ なんて そんな感じを撮ってみたのですが、水の中 本当はもっときれいでした。 そして主役のミヤマカワトンボが一頭、石上に写ってはいるのですが・・・(笑) その主役たちです。 清流に落ち着いた色合いの翅が良く似合います。 ♂です 腹部が青緑に輝きます。この金属光沢は個体差、また光加減により異なります。 ♀です ♂のような腹部の派手さはありませんが、燻したような色合いが良いですね。 そして、翅に白い縁紋が♀の証、分かりやすくて助かります(笑) そして翅脈、先のミヤマアカネと比べると、より繊細で神秘的です。 欲張り筆者、交尾態や産卵などを期待したのですが、そう都合よく 出会えるものではありませんね。 そんな中、唯一のパフォーマンス、♀の着地の2コマです(笑) 撮影時には気が付きませんでしたが 着地の先には、イトトンボ型のヤゴでしょうか? このトンボの産卵方法は特異で水中に潜って、川底の木などに卵を産み付けます。 もしそんなシーンに出会えたらと思い、膝までの長靴とおもちゃ程度の防水デジカメ を持参しました。結果、長靴と防水カメラの出番はTOPの写真どまりでした(笑) せっかく持って行った長靴でしたが、水の中でしゃがみこんだりしているうちに 長靴の中に水が入り、お尻も水に浸かるはで、涼を満喫してしまいました(笑) アオバト ・ ミヤマアカネ ・ ミヤマカワトンボ と 昔の場末の映画館ではないですが、3本立てが楽しめた夏の一日でした ~ 番外編 ~
小川で二人の子供(小学生高学年くらい)が網を使い川底をさらっていました。 ちょっとバケツの中を覗かせてもらいました。 これはゲンゴロウ? 子供たちから 「 シマゲンゴロウ 」 という答えが返ってきました 帰宅後、調べて見たところ、環境省カテゴリー準絶滅危惧(NT) 神奈川県では絶滅危惧ⅠB類に指定されている貴重なゲンゴロウ!! この日の一番のサプライズになりました もう一つのバケツの中にも一匹、そして サワガニらしきも 大小の ヤゴ もいました。大きいのは オニヤンマ でしょうか? 水生昆虫、丸っきりの素人ですが、面白そうな世界ですね。 いやいや難しい世界、足を突っ込まない方が無難ですね(笑) (7/28日 県北西部 にて) (トリミングあり) #
by pastel24c
| 2017-08-01 23:58
| トンボ
珍しいトンボではありませんが 三浦半島では記録も少なく、県北西部まで足を延ばしてみました この時期、青々としげった水田に集う 「 ミヤマアカネ 」 の構図が好きです。 大袈裟ですが、田植えからお米の刈取りまで刻々姿を変える田んぼ そんな田んぼを背景に、日本の原風景と言っても過言ではありませんね。 一枚の田んぼの中の一部には、他より先に出穂を済ませた一角もありました。 よく見ると、穂先に小さな白いものが見えます。 出穂のあとに開花する雄花です。 ここでは、十数頭の個体が翅を休めてました。 赤が映える成熟♂です。 赤くなる前の未成熟の♂です。 未成熟の♂と似ていますが・・・ 腹端の上部に黒い線が確認できたので♀です(まだ未成熟?) 水田以外の場所で出会った2個体です。 両個体とも腹部の色合いから水田では見られなかった成熟♀でしょう。 翅脈、繊細でとてもきれいです ( 未成熟 ♂ ) 国内のトンボでは、翅の外縁以外に帯状の模様があるのはこのミヤマアカネと コフキトンボ♀のオビトンボ型の二種だけと言われていますが・・・ 次回、アップ予定のミヤマカワトンボにも同系色で目立ちませんが 帯状の翅模様と言っても良いのではと筆者は思っています 今回、少々面食らったことがあります。 先ずは、昨年観察した水田を訪れて見ましたが・・・あれれ、田んぼが無い! あるものとばかり思っていたので、場所をまちがえたかと思ったほどでした。 ショックでした。家内と顔を見合わせ、後継者不足なのかなぁなどと話しながら 気をとり戻し、道路脇の他の田んぼを覗いたところ、いた居たということで ほっとしたと同時に嬉しかったです。 やはり、水田にミヤマアカネはよく似合いますね ~ 番外編 ~ 水田では、ミヤマアカネの他に・・・ 稲作の敵 「 クモヘリカメムシ 」 が2個体いました。 秋の収穫に向け、これからと言うときに増えないことを願うばかりです。 羽化したての 「 モンシロチョウ 」 ( サナギ痕はすぐ下の葉裏についてました ) 水田の中の稲の葉に、どこからどのようにしてやって来たのでしょうね? 謎めいた水田での羽化、贅沢ですよね (28日 県北西部 にて) (トリミングあり) #
by pastel24c
| 2017-07-30 23:59
| トンボ
昨日は欲張って・・・3本立て 「 海にアオバト 」 ・ 「 水田にミヤマアカネ 」 「 清流にミヤマカワトンボ 」 を求めて出掛けて見ました。 何とかですが・・・3本とも欲張った甲斐がありました。 最初に立ち寄った 「 大磯 夏の風物詩 アオバト 」です。 群れで海岸にやって来ては、海水を飲むために岩礁に降りるのですが 水飲みシーンは岩陰だったり、飲まずに飛び去ったりすることも多く 写真に撮るタイミングは難しいです。 昨年、撮れなかった、海水を飲んでいるシーンが撮れました。 この海水を飲む行為、時期的に限定されるようで、この時期からして 繁殖に何らかの関係があるのではないかと言われていますが、詳しいことは 分かっていないようです。 また、一説では丹沢山系で繁殖をしており、そこから毎日ここへ海水を飲みに来ると言う ことですが、距離を調べたところ丹沢のやびつ峠あたりですと約15kmありました。 この距離を、波にさらわれ命を落としたり、途中ハヤブサなどの待ち伏せにあったり とリスク覚悟でやって来る海水補給、余程重要な行為なのでしょうね。 (尚、同一個体が一日何度も来るのか、それとも何日一回で良いのか?その辺の頻度も はっきりと分からないようです) さて、堅苦しい話はさておき、♂♀の違いですが・・・ 上が♂、下が♀になります。 ♂は翼の一部(肩あたり)がワインレッドです。 ♂♀分かりやすくて良いですね この日は、もう少し波を期待したのですが比較的穏やかな海でした。 出来る事なら、波しぶきとアオバトのパフォーマンスを撮りたい ところでしたが、時折上がる波しぶき捉えるのは難しく・・・ バックに釣人のボート 正面を一枚 陸地側も一枚 夏の風物詩などと勝手に書きましたが、この光景が見られるのは5月~10月 とのことです。 飛来数は夏場が多いようです。 そんなこともあり、この日は数十羽の群れが頻繁にやって来ました。 おかげさまで8時から一時間半ほどの間になんと800枚程撮っていました。 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるという喩がありますが、この喩は嘘ですね(笑) ほとんどがゴミ箱直行、鉄砲玉は一発一発、大切に撃たなければいけませんね 平日と言うのに、CMも多く、砂浜と防波堤の遊歩道に30名ほどいました。 筆者もそのうちの一人でした。 西湘バイパスに乗り、次の目的地へ・・・ (28日 大磯 にて) (トリミングあり) #
by pastel24c
| 2017-07-29 23:59
| 鳥
カブトムシやクワガタムシを見ると、なんとなく 半ズボンにランニングの頃の夏の日の自分に戻ってしまいます。 ― 「 カブトムシ 」 ― ① 他のCMの方が捕まえてきたので、記念撮影(やらせ)です ② 意地悪な一面を見てしまいました。 ポジションを横取りされたカナブン、自然界の縮図とは言え カブトムシは、もう少し甲虫の王様らしく振る舞わなければいけませんよね。 子どもたちのためにも・・・人前では模範となる行動を(笑) ③ そんなカブトムシも、地面で見かけることが良くあります。合掌 ― 「 ノコギリクワガタ 」 ― ④ 「 オオスズメバチ 」 の右下に クワガタが・・・ 比較的大きめの 「 ノコギリクワガタ 」 でした。 横から一枚 あれれ・・・その下になにかいる ・ ・ ・ 女の子 だぁ~ まるで、オオスズメバチから食事中の女の子を守るかのように・・・ 何となく凛々しく見えた男の子でした。 少し離れたクヌギにも、別の一頭が こちらでも、同様の光景が・・・偶然にしてはあまりにも? カップルとなった♂は、食事中の無防備の♀を守る そんな約束ごとがあるのかも知れませんね(笑) ― 「 コクワガタ 」 ― ⑤ ノコギリのあとでは、ちょっと迫力に欠けますが、MF観音崎で5月に見ました。 幸先がいいと思っていましたが、それ以降MFではカブトムシや、クワガタムシ には会えません。 散策時には気しているのですが・・・ 夏休みに入ると、近所の仲間たち3人でセミ捕りが日課だったような。 あの頃もカブトやクワガタは多いほうではなく、出会えると嬉しかった記憶が そんな裏山も今は申し訳程度に残っているだけです。 冒頭のランニング、若い方は何だか分からないかも知れませんね。今風に言うと タンクトップです(笑) 目いっぱい肌の露出を気にもせず出掛けたセミ獲り 虫よけスプレーなど無く、蚊に刺されるのが当り前だったのかも知れませんね ちなみに “ 団塊の世代 ” として生を授かった筆者です。 データ ① 21日 ② 22日 しょうぶ園 ③ 13日 ④ 24日 YRP ⑤ 5/18日 観音崎 #
by pastel24c
| 2017-07-26 23:56
| 虫たち
今、市内で一番HOTなスポットより ― 「 コムクドリ 」 ― 時すでに 17時32分 コムクドリの大群が南東の空に消えてゆきました。 ここには秋の色付きが楽しみなメタセコイアの高木が十数本あります。 まさかこれだけの大群がいつの間にかこの高木に集まっていたとは驚きでした。 さて、時系列は飛び去る前に戻ります。 夕刻になると、どこからとなく数羽から数十羽の一団が集まり始めます。 以下、空抜けよりはいいかなぁと思い展望台からの撮影で距離があり 筆者の機材と腕では精一杯でしたが(笑) 300mmノートリ画像ではこんな感じになります。 ざっと数えて50羽i以上が確認出来ました。裏側などを考慮すると100羽!! この中には、今年に日本で生まれた幼鳥たちも混ざっていることでしょう。 以下耐えられる範囲でのトリミングです。 塒とは異なるようですが、夕方にここに集まる状況が何日か続いているようです。 一日の活動後の集合場所? 皆、ほとんど同じ方向を向いているのが面白いです。 (毎日、同一の個体群なのか、それとも日々入れ替わっているのかは分かりませんが) 夏鳥として春に本州中北部から北海道へ渡来し、繁殖を終えて、大きな群れを作り 南への移動の準備段階でしょうか? 南下、少々早いような気もしますが・・・ 左が♂、右が♀です。 ♂は頬に茶色の斑があり♂♀は判別は容易です。 実は、木の室にたまった水を飲んでいる素敵な写真を他の方の掲示板で拝見。 これは行かなくてはと言うことで、その時間帯に合わせ通う事2日・・・ 数名のCMが居て場所はすぐに分かりました。 10mを切る対峙距離 やがて現れる主を信じて、空撮りしたり露出補正など準備万全 (笑) 結果 “ ヤナギの下にドジョウ ” でした (涙・笑) ― 「 カワラヒワ 」 ― 左向きが♀、右向きが♂ 前ボケは♂です しょうぶの終わった水田で、イネ科の雑草、それともカヤツリグサ系 の実でしょうか? 盛んに啄ばんでいました 翼の黄色が綺麗でした ― 「 キジ 」 ― 展望台からの上から目線です。 遊歩道に現れた♂、いつもは警戒心が強いのに、珍しい光景でした ― 「 カワセミ 」 ― ハスとのコラボ、もう暫くは楽しめそうです。飽きもせずですが・・・ メダカでしょうか? ハスカワ・ギャラリーの視線の中、獲物が小さすぎ、ちょっと照れくさそうでした。 これだけの小さな魚を捕るのは、逆に高度な技術が必要なのでしょうが・・・ 採餌の収支、この一匹を撮るために使ったエネルギーの方が大きいのでは (笑) 左下から、ショウジョウトンボ ・ オオシオカラトンボ ・ カワセミ ・ 夕方なのに 閉じることを忘れたハスの花 (笑) 帰りがけには、早くもヒグラシの声が聞こえてきました。 この時期、市内で一番の鳥撮りスポットからでした。 ご一緒させていただいた皆様、ありがとうございました。 (19&21・22日 市内 [しょうぶ園] にて) (トリミングあり) #
by pastel24c
| 2017-07-23 23:53
| 鳥
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