丸太を半割にした、ベンチの一角 一頭のハチが飛び回っているのが目につきました。 それは、体長12mm程、寸胴で見るからに不細工なハチ (失礼) 触角を盛んに朽木化したベンチの一部表面に擦りつけてはなにかを探っている様子 名前は 「 シリアゲコバチ 」 寄生蜂の一種です。 どうやら、ホスト(宿主)となるハキリバチなどの幼虫の居場所を探査中のようです。 寄生される幼虫たちのどんな信号(振動・臭い??)をキャッチするのでしょう 腹端から背中に湾曲している細い棒状のものは 普段は産卵管を収納している鞘になります。 そんな関係が分かる写真が一枚だけありました いよいよクライマックス、探し当てたピンポイントの 朽木の中に産卵管を差し込むわけですが・・・ この鞘から産卵管を出して差し込むまでの一連の動作や途中経過に ついては上の写真の他には説明できるような写真はありませんでした。 ( こういう時こそ、2コマ動画が役に立つのですが ・ 残念 ) 以下、産卵中の写真になります。 秋の夜長の物思いには、少々早いのですが 途中経過については、皆様方の想像を膨らませて下さい。 写真を見る限り、産卵管を朽木に差し込む時は、どうやら腹部背面の 一部が割れる(開く)ようですが、信じがたく・・・ ♀の身体の構造(仕組み)は良く分かりませんでした。 WEB上には差し込むまでの過程の分かりやすい写真もありましたが 常識をはるかに越えた構造に、理解するには難しすぎるハチでした。 ところで、ここまでして寄生蜂としての道を究めなくとも 自ら子育てをした方が容易ではないかと思う筆者でした。 そんなベンチには、他のハチたちもやって来ました。 二兎を追うもので、画像、同定も?付き、それなりですが 「 ニッポンメンハナバチ ? 」 コンボウヤセバチなどに寄生されるとの記載もありましたが、 シリアゲコバチの対象になるかは不明 「 ムツバセイボウ ? 」 こちらも寄生蜂、ホストはフタスジスズバチなどの幼虫とのこと 複雑怪奇なハチの世界にまた一歩踏み込んでしまいました。 老朽化の進んだこのベンチ、来年もあるのだろうか? (8/15日 市内 [沢山池周辺] にて) (トリミングあり)
by pastel24c
| 2018-09-02 23:58
| 虫たち
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