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青 蜂 ( クロバネセイボウ )


今年も 「 クロバネセイボウ 」 に会えました。

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毎度お馴染みのスズメのオブジェの付いた公園入り口の車止め
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ここには、この時期に限り運が良ければ30分置きぐらいに
1~3頭がやって来ては、2~3分ほど筆者の相手をしてくれます。

3頭一緒の写真はありませんでしたが、2頭の写真から

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セイボウ科に分類され、日本には38種類が生息していると言われています。

これらのセイボウと呼ばれるハチは、漢字では “ 青蜂 ” と書きますが・・・

英名では “ jewel wasps (宝石蜂) ” とも呼ばれています。 

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体長(10~13mm)、細かなディンプル模様が煌めき
拡大して見るとその美しさはより引立ちます。

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その一方では “ cuckoo wasps (カッコウ蜂) ” とも言われます。

鳥好きの方はご存知の通り、カッコウは他の鳥の巣に卵を産み、自ら抱卵
子育てをすることがなく、他の鳥に子育てを託すことで知られています。

実はセイボウの仲間も、いわゆる寄生蜂でカッコウと同じように他のハチや
昆虫の卵や幼虫に卵を産み付けて、自ら子育てをすることはありません。

ちなみに 「 クロバネセイボウ 」 の ホスト(宿主)は
下の写真の 「 ヤマトルリジガバチ 」 になります。

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6/19日に車止めの近くで撮ったものです。
光加減によっては、名前にも付いた瑠璃色がとても綺麗ですが
思うように撮らせてはくれませんでした。
 
ヒメグモなどを狩っては巣に運び幼虫の餌として貯食するとのこと。

一度、その巣を見つけ、ホストとセイボウの関係をこの目で
見たいと思っていますが未だに叶いません。


さて、何のためにこの金属構造物にやって来るのでしょうね。

パイプとスズメの接合面に僅かな隙間があります。
時々、この隙間に入ったり出たりを繰り返すことがあります。

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もしかして、隙間の奥の空洞にホストの巣がないか、探しているのか
とも思いましたが、ここではホストとなるハチを見たこともなく
また一回り大きな(14~20mm)ホストがこの隙間に入るのは
難しいのではと思いました。
(ちなみに、ホストのヤマトルリジガバチは竹筒に巣をつくるとのことですが
欄干や東屋などの隙間にも巣をつくことがあるようです)


また、金属の表面を触角で入念にチェックしたり

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舐めるような仕草を目にすることがあります。

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この表面に、生理的に必要な何らかの物質がついているのでしょうか?


この時期、この車止めは日光にさらされ熱くなります。夏の乾いた砂浜を
素足で歩くと熱いと感じた経験があると思いますが、セイボウにとっても
同じようにな状態ではと思いますが、逆に触角や肢先などはこの熱さを必要
としているのでしょうか?

ぐだぐだと思いつくままを書いてしまいました。
単にメタリックな場所が好みなのか? 隙間を見つけると入りたくなるのか??
車止めとセイボウの関係、年を増すごとに謎は深まるばかりです。


一枚だけですが、セイボウの同定の時に役に立つ腹端の突起(歯)の数が
写っているのがありました。 

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4歯がはっきり確認出来ました。よく似たミドリセイボウは5歯あるとのこと。



♪ ♪ 来季もよろしく ♪ ♪

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ハチも色々いますが・・・

春の 「 ヒゲナガハナバチ 」、 そして初夏の 「 クロバネセイボウ 」
秋の 「 ルリモンハナバチ 」 は筆者にとっては外せない存在です。
今季も同じ場所で出会え、とりあえず 初夏の目標を達成できました。
(6/22&29日 観音崎) (トリミングあり)



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~ 友情出演 ~

「 ハラアカマルセイボウ (多分) 」

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通常、体長6~8mmで筆者のイメージからもやや大きく(10mm程度)
感じたので(多分)としました。いずれホスト(ツチスガリ類)との関係
を特集出来ると嬉しいのですが・・・
(6/22日 観音崎) (トリミングあり)




by pastel24c | 2018-07-05 23:54 | 虫たち | Comments(2)
Commented by Sippo5655 at 2018-07-06 21:57
興味深いですね!
私も少し調べてみました。
人工物に触角をあてて探るような仕草は、
ホストのハチが営巣の際に出す、
振動音を探っているのではないかという記事がありました。
私の想像では、この人工物がホストに利用されているか
かつて利用されていたことがあって、
巣を探している・・・?
それ以外に理由が見当たりませんよね^^;
それか、この穴に営巣できる違うホストがいて
それを狙っているとか!?
いずれにしても興味深いですね!
謎が解ける日が訪れますように・・・!
Commented by pastel24c at 2018-07-07 18:24
Sippo様
言葉が通じれば聞いてみたいと思っています(笑)
以前、長い触角と産卵管を持ったヒメバチの仲間が触角を使い、朽木の中に潜むホストの
幼虫の僅かな動きを探りあて、そのポイントに産卵管を差し込む様子を見たことがありま
す。寄生蜂として生を繋ぐためとは言え、聴振器としての超高感度なセンサー機能には驚
きました。
ご指摘のように托卵ポイントを探していると考えるのが理に適っていると小生も思ってお
ります。

WEB上でそれぞれの寄生蜂に対するホストとなる主な昆虫の名前は記載されていますが
本種の場合そのタイミングとして、ホストの幼虫の餌として半仮死状態で運ばれたクモな
どに卵を産み付けるのか? それともホストの孵化後の幼虫が対象なのか? はたまた過
去のホストの産卵場所の記憶から先手を打っての産卵なのか、想像だけが膨らみ、WEB
資料ばけでは細部については分からないのが現状でした。
本来であれば、この前後一か月程度この車止めと睨めっこが良いのでしょうが・・・(笑)

もう一つ、今季はまだ見ておりませんが、東屋の屋根や柱、欄干などで見た(こちらは産
卵場所の探索で間違いないと思ってます)ことがありますが、花などでの食事らしきを見
たことがなく、金属表面に付いた何らかの物質を舐めに来たという感も捨てきれません。

余計なことは考えず、青く輝く綺麗なハチに出会いました。と言うことだけにしておけば
良いのでしょうが・・・こういうの貧乏性っていうのでしょうかね(苦笑)
いつもご訪問ありがとうございます。
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