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秋でもないのに ウラナミシジミ


ほんの一部ですが、あわてん坊の 「 ヤマハギ(多分 )」 が咲いていました。

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アジサイが幅を利かせるこの季節、ハギが花を付けているのにも驚きまし
たが、その中に 「 ウラナミシジミ 」 がいたのにはもっと驚きました。
( H16年4月にここから1.5kmほど離れた場所で
見た時の驚きと比べると今回は小驚きでしたが ・ 笑 )

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まるで初秋の光景、季節がタイムスリップしたようでした。



関東地方では晩夏から秋にかけて多く見られるチョウというイメージが定着しています。

参考書などによると、もともとは南方系のチョウで夏から秋にかけて分布を北に広げる
とあります。そして一部の暖地における越冬を除き、冬の訪れと共に北上した個体群
は行き着いた先で死に至るとのこと。
「フィールドガイド 日本のチョウ」に記載された越冬可能な地図標記では太平洋沿岸
が色付けされており、房総南部および三浦半島辺りが北限のようです。

今回出会った個体が、当地で越冬した個体なのか、それとも近くで越冬し今春生まれ
北上を始めた個体なのかは、知る術もありませんが、温暖化と比較的どこにでもある
マメ科の植物を食草としていることで、いずれは関東圏に於いても、年間を通して
普通に見る事が出来るチョウになるかもしれませんね。
今のところは、まだ夏前に出会うのは珍しく、私的ニュースになりました。



ウラナミシジミを撮っていたら、他のチョウもやって来ました。

「ルリシジミ」

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吸蜜に、そして産卵に来たようです。



「キマダラセセリ」

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今季の初見、あっと言う間に通り過ぎて行きました。


そして、一部の穂先や葉裏には、そのものずばりの名がついた
2~3mmほどの 「 ハギヒゲナガオナガアブラムシ 」 が
びっしりついていました。

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このところ、証拠写真はとったものの、燃焼不足のオオミドリシジミ狙いで通っては見た
もののさっぱりでしたが、思いがけない副産物、ウラナミシジミとの出会いになりました。
(13日 市内 [衣笠山] にて) (トリミングあり)



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~ 市内のゼフィルスについて ~

6月も半ば、そろそろ探索終了宣言と言うことで
今季の市内のゼフィルスについてまとめて見ました。

結論から言うと、探索回数はほとんど変わりませんでしたが
昨年に比べ 燃焼不足 でした。

( )内は17年度の実績です。

観音崎 アカシジミ
      (アカシジミ ・ ウラナミアカシジミ ・ ミズイロオナガシジミ ・ ミドリシジミ)

衣笠山 オオミドリシジミ ・ ウラナミアカシジミ ・ ◎
      (オオミドリシジミ ・ アカシジミ ・ ウラナミアカシジミ)

沢山池 ウラナミアカシジミ
      (アカシジミ ・ ウラナミアカシジミ)

YRP 未 見
      (ウラナミアカシジミ)

◎印 筆者以外の方の衣笠山にて ミズイロオナガシジミ の確認実績あり



写真は13日沢山池で見た「ウラナミアカシジミ」です。
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今季の最後のゼフィルスになるのかなぁ~


観音崎でミドリシジミに会えなかったのは心残りですが
とりあえず、良しと言うことにしました(笑)




by pastel24c | 2018-06-15 23:52 | チョウ
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