ビーク・マーク のこと


ビーク マーク( Beak Mark )とは
鳥に襲われたチョウが、翅を鳥のくちばしで切り取られはしたものの
逃げることが出来た時に、チョウの翅に残った損傷痕のこと

そんなビークマークを残した一頭の「ウラナミシジミ」が目にとまりました。

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諸説によると、一部のチョウは後翅の後部に尾状突起と眼条紋を持つものがあり
突起を触角に、紋を目玉に見せかけこっちが頭だよとだまして、鳥による本当の
頭部への攻撃を免れると言われています。

そんな結果、鳥は翅部の偽の頭部をパクリ、その瞬間にチョウは逃げてしまう
のですね。
下の写真で見る限り、翅を閉じていた時に被害に遭ったようです。

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今回の傷ついた「ウラナミシジミ」、仕掛けた通り、偽の頭部が役に立って
命拾いをして、良かったと言ってよいのでしょうネ?

これだけの損傷を追いながらも、普通に振る舞うことの出来る強さには
凄いの一言です。
(9/30日 観音崎) (トリミングあり)


以下、あまりチョウのこと、詳しくない方のための参考です
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筆者的には偽の頭部は、あくまでも偽に見えますが、如何なものでしょう?
(2日 市内 [大楠山麓] にて) (トリミングあり)


チョウの翅には表と裏が著しく異なる種、地味なもの、派手なもの
繊細な紋様等々、様々ですが、それなりに生きのびるための意味が
込められているのかも知れませんね。





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by pastel24c | 2016-10-08 23:54 | チョウ | Comments(4)
Commented by miyamoto at 2016-10-09 12:11 x
私の大好きなウラナミシジミ、見かけると何枚でもシャッターを切ってしまうのですが。
でも今までは、翅が傷んでいると可愛いウラナミシジミの画像もゴミ箱行きでした。
ビークマーク、意識したことがありませんでした。懸命に生きてきた証だったようですね。
今度見かけたら、拍手でも送ってあげようかな?
ビークマークや眼状紋については、ブログでもいろいろ紹介されていて、興味を引きますね。

終盤も近いようですが、未だ相変わらずチョウやトンボに遊んでもらっています。
アオイトトンボやムラサキシジミ、ムラサキツバメの表翅の観察、ルリモンハナバチも見る事が出来ました。
先日はある公園で先客から、キチョウの卵、幼虫そして蛹を教えていただきました。
この方は蜂の専門家で図鑑まで出版されていて、いろいろ教えていただいたのですが残念ながら身に付いていませんが(勿体無い)。
幼虫の写真は、クロコノマチョウだけの予定でしたが、ひととおり写してました。
ハナバチといい、幼虫の写真といい、どんどん深みにはまっていくようで、怖いです。(笑) では

Commented by pastel24c at 2016-10-09 18:52
miyamoto 様
近郊でも今季はウラナミシジミが多いようですね。
選り好みなく、色々な花で秋を楽しませてくれるチョウですね。
鳥たちが諸説のように、本当に頭部と勘違いして後翅を狙うことがあるのかは
計り知れないところです。たまたま致命傷にならない部位を齧られたチョウを
目にすることがあるという考えも出来るのではと思います。
それにしても鳥のくちばしは鋭利なナイフで切り取ったような痕跡ですね!
何年か前に一度だけアオイトトンボMFで見かけた事がありますが、それ以来
見ることが無く残念です。独特の翅を半開きにして止まる姿を見たいのですが。

最近、鳥見の方はいかがですか、いつもだとヒタキ類に忙しい時期でしょうが
お会いしてからちょうど半年ほどの間に、すっかりチョウをはじめ、他の昆虫
にまで、はまってしまったご様子が伺え、驚いております(笑)
あとひと月もすると、越冬するチョウが愛おしく感じる季節ですね。

擦れの激しい傷んだチョウを見ると、現役を過ぎた自分も、もしかしてあんな
風に見えるのかナァと思うことがあり、親近感がわくことがあります(笑)
ぜひ、応援してあげて下さい。 いつもご訪問ありがとうございます。
Commented by Sippo5655 at 2016-10-09 22:15
見事に神様のお守りが役立ったのですね。
夏から秋にかけては、特に外敵が増えますから
どちらも必死、、
これが、本当に生きるということなのでしょう、
私たち人間は、どの季節も
のほほんと生きていて、良いのだろうか!?って
考えさせられてしまいます。。
Commented by pastel24c at 2016-10-10 07:32
Sippo 様
尾状突起に眼状紋、神様のお守りだったのですね。
後翅の一部が欠け、大怪我だと思うのですが、そんな素振りも見せる
ことなく、普通に振る舞っている様子は健気です。
自然界では当たり前かもしれませんが、生きることへの強さに感心さ
せられることが多々あります。
ニュースなどでは人間にとっても悲惨なエリアが良く映し出されます。
一般論ですが、そのような時、いつも思うのは今の日本で生活している
限り無縁だと言う甘えです。 のほほんと昆虫や鳥の写真を撮って楽し
める環境に感謝しなければとも・・・
いつもご訪問ありがとうございます。
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