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翅 模様 ジンガサハムシに遊ぶ


アジサイが勢いを増してきました。
例年より梅雨模様まで早めのようですね。

そんな中、5月に夢中になった翅模様です。


光り輝く 「 ジンガサハムシ 」 の紹介です。

ヒルガオ類の葉っぱに食痕を見付けたら しめたもの。

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体長7~9mm程、色彩は様々です。

真上から見ると・・・

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あれれ・・・昆虫なのに4本足?
それも太くて立派な・・・

大別すると黒色タイプと金色タイプに分かれます。
クマモン似の黒色タイプは背中の出っ張りだけがきらりと光るもがいたり
また、金色タイプには光加減による違いはあるかも知れませんが、金箔を
張り詰めたものから、赤銅色に見えるものやら個体差があります。


4本の太くて立派な足・・・実は

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翅 模様 だったのですね。

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こんな写真が撮りたくて、ヒルガオ(コヒルガオ)の食痕ポイントへ
飽きもせず、4回も通ってしまいました。

4日で稼いだ、2コマの大安売りです(笑)
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漢字で書くと 「 陣笠葉虫 」

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名前の由来を説明するのは野暮ですね


静止もたくさん撮りました。
真上から以外の容姿です

黒色タイプ
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金色タイプ
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そして、唯一の腹部ですが・・・

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皮肉なもので蜘蛛の糸に引っかかっていました。
良く見ると蜘蛛の糸に引っかからないのが不思議な程、新旧のクモの糸が
いたるとところにあるのが現状、これも自然の成り行き、仕方がないですね。



毎年、楽しみにしているジンガサハムシ
今季も同じ場所で見つけることが出来ました。
昨年と比べると、発生は早く、個体数もやや多いように感じました。
金と黒タイプの割合ですが、金タイプが7割程度を占め多かったです。
4回とも、はずれは無かったのですが、交尾や産卵などを見る事が
出来なかったのが、心残りです。
(2・6・14・21日 観音崎) (トリミングあり)



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― 友情出演 ―

① 「 セモンジンガサハムシ 」 ( 体長 約 6mm )

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上のジンガサハムシは毎年同じコヒルガオのエリアで見られますが
こちらは、出会いの機会も少なく、行き当たりばったりの感じがします。
ちなみにサクラの葉などを食べるとのこと。とは言え桜では見たことが
ありません

ジンガサハムシの中では、背中のXマークが金色に輝き、一番格好いい
のではないでしょうか。




② 「 ヨツモンカメノコハムシ 」 ( 体長 約 9mm )

初見です。
ごつくて、頑丈な感じがしました。

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もともとは沖縄本島以南に生息していた南方系のカメノコハムシでしたが
1999年以降九州各地に、そして今では関東圏にまで北上、勢力を拡大
をしているとのこと。
幼虫、成虫ともサツマイモの葉などを食べる病害虫として、農業関係の方に
とっては招かざる客のようです。




既にアップしたイノコヅチカメノコハムシを含め、今季は早くも
4種のカメノコハムシ類を見る事が出来、ついてました。 

データ
① 11日 観音崎   ② 15日 沢山池周辺





# by pastel24c | 2018-05-30 23:59 | 虫たち

インスタバエ


と言っても、そんな名前のハエはいませんが・・・

葉上で自慢の翅を広げ、休むことなく動き回る姿に
ついつい夢中になってしまいます。



― ① ―

先日、ヤツデの葉上で見かけた

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小さいけど(体長6~7mm)よく目立つミバエの仲間
「 ミツボシハマダラミバエ 」 です。

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前肢 すりすり やっぱりハエさんですね
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平均棍(〇印)が写っていました。
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アブやハエ、ガガンボなどには後翅がありません。
その後翅が退化(進化?)どちらか分かりませんが
その名残りで、これがないと上手く飛べないそうです。


名前のミツボシの由来ですが
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胸の後部にある白い三角形の縁の部分に3個の黒点(〇印)
があることから、付けられたとのこと。



― ② ―

今季二度目となった出会いは、なんと交尾態

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少しは落ち着けよと声をかけたくなるほど
ペアーになってもよくで動き回ります。

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翅の広げ方ひとつとっても
♂と♀がぴったり一緒、とても息の合ったペアーですネ。


そんなペアーに事件発生!

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近くにもう一頭がやって来ました。

素早くペアーの後ろに回ったかと思ったら

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あっと言う間に、2階建てが3階建に!!

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何処の世界にも他人の恋路を邪魔する奴がいるのですね。


冒頭にも記載しましたが
ミバエの仲間はとても見栄えが良いです。
今風に言うとインスタバエ(映え)すると言うことでしょうか(笑)
ついつい、見失うまでレンズを向けてしまう
会えると 嬉し 楽しの 魅力のハエさんでした。

データ
① : 11日 観音崎    ② : 22日 太田和周辺
(トリミングあり)





# by pastel24c | 2018-05-27 23:53 | 虫たち

ミズイロオナガシジミ 開翅


今日は孫の運動会で川崎まで・・・
帰り道、横浜のゼフィルスのメッカ舞岡公園に立ち寄ってみました。

既に3時を回り、ダメモトの短時間の探索でしたが、何とか一種



「 ミズイロオナガシジミ 」 に会うことが出来ました。

ミズイロオナガシジミ 開翅_b0363649_02431083.jpg



ミズイロオナガシジミ 開翅_b0363649_02431811.jpg

上の写真のように、いつも頑なに翅を閉じた状態で
たまに、左右の翅をすりすりばかりでしたが・・・この日の限り


初めての開翅(正確に言うと半開翅ですが)を見る事が出来ました(嬉)

ミズイロオナガシジミ 開翅_b0363649_02432562.jpg



ミズイロオナガシジミ 開翅_b0363649_02433365.jpg

初めて見た表翅にヤッタね状態、裏翅に比べ意外と地味でした。

ミズイロオナガシジミ 開翅_b0363649_02434080.jpg

後翅の後縁の灰白色の班列がはっきりしているので♀でしょうか?


今回はたまたまの開翅でしたが、止まると同時に翅を閉じてしまい表翅を見せようと
しないもの、逆に身近なところではダイミョウセセリのように止まるとすぐに
翅を開いて裏翅をなかなか見る事ができないものなど様々ですね。
それぞれ、どんな意味合いがあるのでしょうね?



フレームアウトぎりぎりでした(笑)
ミズイロオナガシジミ 開翅_b0363649_02434836.jpg



市内では無く、浮気先でしたが今季のゼフィルスの三種目になりました。
開翅のおまけは無くても良いので、次は市内で出会いたいものです。
(26日 横浜 [舞岡公園] にて) (トリミングあり)





# by pastel24c | 2018-05-26 23:59 | チョウ

フタスジモンカゲロウ


おくゆかしいと言うか表舞台に出ることはほとんどありません。
・・・出会いはいつも葉裏

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そんな、「 フタスジモンカゲロウ 」 に今季も会うことが出来ました。



以下、モンカゲロウの気になる部分について自身のおさらい と言うことで記載。

WEBより複数の情報、またヤマケイハンドブック “ 水辺の昆虫 今森光彦著 ”
などを参照に筆者なりにまとめてみました。 
なお、参照としたサイトの記述に微妙な違いもあったりで、間違いはご容赦下さい

☆ 生態について
  カゲロウの代名詞、儚い命について気になり、この種の一生を調べて見ました。
  10ヶ月を幼虫期間として川の底の砂地などで過ごします。そして石上などに這い上がり
  羽化して亜成虫になり、一日程でもう一度脱皮し成虫になります。口吻は退化し何も食べ
  ずに数日のうちに交尾・産卵をして死を迎えるそうです。そんな限られた命の為、確実に
  子孫を残せるよう羽化は同時期にまとまり行われるのが一般的とのこと。
  (とは言えこの水域でまとまって発生したのは見たことがありません)

☆ 亜成虫について
  この亜成虫ですが、成虫とほぼ同じ容姿ですが、生殖能力はまだなくもう一度脱皮をして
  やっと成虫になります。一般的な不完全変態の昆虫は 羽化=成虫 ですが、カゲロウ目
  のこの仲間だけは亜成虫と言う特別なステージを持ちます。亜成虫の場合は透明な翅には
  まだなっておらず、成虫になるとすっきりとした透明な翅となり、翅脈もはっきりとして
  くることで、亜成虫と成虫の見極めのポイントになるようです。

☆ クサカゲロウなどとの違いについて
  〇〇カゲロウと言う同じ名前で呼ばれる昆虫には、今回紹介したカゲロウ目とは異なり
  アミメカゲロウ目(脈翅目)に属し完全変態(サナギを経て成虫になる)するものが
  います。 野原や家周りなどでも時々見かけるウスバカゲロウ(幼虫アリジゴク)や
  クサカゲロウなどもその一種です。こちらも外観的には薄命のように見えますが、成虫
  で越冬する種もいたりと、成虫寿命も様々のようです。また食の摂取も行います。
  カゲロウ目(蜉蝣目)は、幼虫が水中で育つ水生昆虫であること。そして亜成虫と言う
  特殊な過程を経た不完全変態により成虫になるなど、生態も異なり、アミメカゲロウ目
  とは区別され、実のところは遠縁になります。

☆ はかない命について
  学名は 「 ephemera japonica 」 になります。春先だけに現れるチョウや昆虫などに
  与えられる称号 「 スプリング・エフェメラル =春の儚い命 」 と言うのがあり、昆虫
  ファンには有名ですが、こちらのモンカゲロウの学名そのものが ephemera (エフェメ
  ラル)です。学名にエフェメラルがつくほど儚い命の象徴なのでしょう。そしてフタスジ
  の部分は  japonica ( ジャポニカ)となります。日本固有種なのかとも思いましたが
  固有種云々に関する記述は見つかりませんでした。
  また、実際の寿命はWEB上では様々の為、以下書籍より“ 成虫の寿命は短く、羽化後
  数時間のうちに交尾産卵して死んでしまう種もあるが、2~3日以上生きるものが多い ”
  との記載がありました。




さて、今回の目玉商品はと言うと(笑)

その生態の一部を垣間見ることが出来ました・・・

亜成虫から成虫への脱皮中は見れませんでしたが、脱皮痕のすぐ脇でじっとしている
成虫になりたてと思われるピカピカの2個体に接することが出来ました。

A 個体

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B 個体

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体長は約20mm A・B共♀(注1)のようです。

またA個体の尾は一本のみ(通常3本)で、2本は欠損しているように見えました。

弱々しい羽根や長い3本の尻尾上手に抜くものですね。
昆虫の脱皮、神業そのもので神秘です。
オブラートような脱皮痕の中で、トレードマークの前肢
だけが脱いでも黒いのが印象的でした。


その黒い前肢ですが、普段は触角のようにしか見えません。

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このポーズ、擬態、威嚇? 何のためなのでしょうんね。
本当の触角は極短く、前肢で触角の機能を代行しているのかもしれませんね。

持ち上げているのが疲れたのでしょうか(笑)
実は前肢だった、と思わせる唯一の2コマです。
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亜成虫 ♀ を一枚
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亜成虫 ♂ を一枚
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一個体だけ他の個体とは前肢が著しく長い個体がいました。
但し、前肢の一本は欠損状態でした。
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この個体は♂(注1)の成虫で間違いはないのですが・・・さて

どうやら亜成虫の時は♂♀ほとんど変わらない長さの前肢ですが
♂は成虫へ脱皮後アンテナを伸ばしたように長くなるようです。
( この件に関しては、明確な記載もなく、サンプリング数も一個体
だけでしたので多分と言うことで )


(注1) ♂と♀の違いについては、♂の方が複眼が少し大きくて、腹端下側に
     U字型のフック状もの(把握器)があることで判別できます。複眼の
     大きさだけですと微妙な個体もあり、腹端で見分ける方が確実でしょう。


毎年川沿いのエゴノキの葉裏でしたが、今季はビワの葉裏でした。

定量的な観察はしていませんが、昨年と比べると2ヶ月ほど、一昨年と比べると
10日程早い出会いになりました。

3日間で 亜成虫 ♂♀各2個体  成虫 ♂1個体 ♀2個体(脱皮直後)
を確認しました。

各々、30分ほど色々角度を変えたりし観察していましたが、特に大きな動きは
ありませんでした。 薄命なのにこんなにのんびりしていていいのかなぁと思った
ほどです(笑) 脱皮中や交尾、水面への産卵など見たかったので、何度か通って
見ましたが、思い通りにはゆきませんでした。
被写体としてはおとなしくて優等生なのですが、葉裏と言うことで撮影は試行錯誤
あげく首だけが疲れました。(笑)

幼虫は、ある程度の清流を生活の場としていることで、市内でも数少ないエリアと
言うことまあり、毎年気になるカゲロウ、今年も会えてよかったです。、
(12・15・20日 市内沢山池周辺にて) (トリミングあり)



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― 友情出演 ―
 
容姿は異なりますが、水の中で幼虫時代を過ごす、カワゲラ目です。


① 「 オオヤマカワゲラ 」
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とても大きな(翅端までの体長 40mm)カワゲラです。
名前の由来が明治時代の陸軍総司令官に因んだものとのこと、ユニーク過ぎます。


撮影時は気が付きませんでしたが・・・腹部の端(腹先)をよく見ると

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黒く小さな卵がいっぱいついていました。

腹先に卵の塊りを形成し、腹先を水面につけて卵魂を産み落とします。
その卵には粘着剤などの様々な付属物がついており、水底の石などにくっ付く
ような仕組みになっているとのこと。 凄い・・・!!



② 「 オオクラカケカワゲラ 」 に近似
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③ 「 コグサヒメカワゲラ属の一種 ?」
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④ そして、カワゲラの仲間の抜け殻かな
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水生昆虫の同定は難しいです。本来ですと一生のうちの大半を過ごす
水の中での幼虫にスポットを当てると、もっと面白いのでしょう。


最後に同じビワの葉裏で見かけた

⑤ 「 ヒロバカゲロウ属の一種 ?」
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こちらは、前述のアミメカゲロウ目になります。


データ
撮影日: ① 5/12 ②・④ 4/8 ③ 4/28 ⑤ 5/20日
場 所: 市内 [沢山池周辺] にて





# by pastel24c | 2018-05-24 23:59 | 虫たち

セイタカシギ (静 編)


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メイン道路から少し脇道の入ると、水田や蓮田が広がり
ちょっとした田園の風情の中、佇む姿がが良く似合います


動編では長~い脚、が印象的でしたが・・・

もう一つの魅力は抜群のスタイルに

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ルビーのような瞳です

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以前も取り上げましたが、その頭部から目元にかけては
真白なものから、灰色や黒味を帯びたものまで様々です。

どうしても、写真映えのする、真白な個体と後述の個体の
写真が多いなか、ほんの一部ですが参考まで・・・

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一週間ほど通うと、頭部の違いから個体の識別も出来るようになり
愛称をつけて見守る事も出来るともっと楽しいかも知れませんね


そんな中、ちょっと気になる、後頭部からうなじの黒模様・・・

「 オーストラリアセイタカシギ 」 の特徴 (注) に似た個体

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開いた翼を見ると灰褐色味が強く、次列風切先端が
白いので、成鳥では無く、第一回冬羽のようです?

以下、色々な角度より
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(注) 「文一総合出版 シギ・チドリ類ハンドブックより」
   亜種オーストラリアセイタカシギは、雄成鳥では顔が白くて
   後頸がくっきりと黒く、この黒色部の羽毛が逆立つ。

( 後頸部の黒色部だけを見るとやや逆立っているように見えましたが
顔(頭頂部)の白色が微妙で、やや灰色まだらもあり、セイタカシギの
個体差の確率が高いように思いました ・ 筆者の所感 )



難しいことはさておき
   
「 ツバメ 」 と一緒
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「 バン 」 と一緒
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時折、水面を吹き抜ける強い風・・・

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・・・昔の映画でこんなワンシーンがあったような(笑)



個体数ですが、同時に6羽まで見る事が出来ました。
エリア全体では10羽以上はいるのではないかと・・・

昨年と比べ、蓮田エリアでは同程度の感じでしたが、ここから1km程
離れた水田エリアでは今季は見掛けなかったのがちょっと気になりました。

また、筆者の気が付いた抱卵中の巣は三か所ありました。
国内でのセイタカシギの繁殖地として今年も健在で何よりでした。

6月初めにもう一度行きたいと思っています。
元気な雛に会えることを願いつつ・・・
(16日 千葉にて) (トリミングあり)

# by pastel24c | 2018-05-21 23:59 |