何か目出度いことでもあったのでしょうか 干潟から盛んに “ 万歳 ・ バンザイ ” の掛け声が聞こえてきました。 どうやら掛け声の主は、干潟に光る ちいさな ちいさな 「 チゴガニ 」 (甲長約10mm) の男の子。 ほら、もっと元気よく・・・大きな声で ・・・そうそう あちらを向いても バンザイ 巣孔から出てきて、突然 バンザイ 右横に写っているのは女の子のようです。 斜め前の♀らしき写真が一枚ありましたので参考まで (♀の写真はWEB上でもほとんど無くあくまでもらしきです。 ♂のような白い大きなはさみは無く、バンザイもしないようです) このバンザイ、♂によるウェービングとも言われています。 そう、サッカーなどの応援で一時期流行ったウェービング その仕草は、近くの♂たちにも伝染するようです。 上の2コマは全て一匹バンザイですが、本来であれば同時に みんなでバンザイを写したかったのですが、思い通りには・・・・ そんな中から雰囲気だけでも・・・ 後のピンボケのカニ、鏡に写っているようにも。 ワンカットだけ二匹同時、息の合ったバンザイがありました。 このバンザイ、♂特有のもので、♀へのデスプレイ(求愛)、♂同士の威嚇 縄張りの主張等々諸説あるようですが、非繁殖期にも見られることなどから その真相ははっきりしないようです。 下の写真は、♂同士の言い争いのように見えました。 どうやら背中を向けている方が勝ったようです。 ♂は♀の気持ちをひくためにウェービングを競うだけでなく、時には♂を投げ飛ばしたり 恋敵の♂の巣穴を埋めたり、♀から♂が見えない様泥の壁を作ったり、ここで♀に気に いられると、♂の後を追って♀が♂の作った穴に入ってゆき目出度くカップル成立です。 また♀を騙す(天敵の大きなカニに見せかけて自分の作った巣穴へ逃げ込ませる)作戦 を使うこともあるようです。( NHKダーウインが来た 特集痔の解説より適当に抜粋 ) そして、“ もぐもぐタイム ” です。 泥を頬張り、その中の有機物を濾し、その後に丸めた泥が残るようです。 下の写真の泥団子、食事の後の排出物かも知れませんね あちらこちらで バンザイ三昧 筆者も大忙しの干潟でした。 この日は、三浦半島の東京湾側を南下して見ました。 カニに夢中で環境写真を撮るのを忘れてしまいましたが、大潮の引き潮(11時前) で見事な干潟が出来ていました。チゴガニの観察は、いつもは相模湾側の小網代の 干潟でしたが、今回は江奈湾の干潟にて 飽きる事のないカニダンス、もう少し見ていたかったのですが この干潟では旅鳥を見る事ができなかったので、次に近くの礒の散策へ・・・ (4/30日 三浦市 [江奈湾] にて) (トリミングあり)
by pastel24c
| 2018-05-02 23:47
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