昨年は隣市の三浦と横浜で見る事が出来ましたが 今日は嬉しい、市内で初めてとなる 「 コフキトンボ 」 に遭遇。 一見、シオカラトンボやオオシオカラトンボの♂のように見えますが ひと回り小さく、遠目でも何となく違いが分かります。 池縁の比較的狭い一角に、5頭程確認出来ました。 こちらの個体は腹部の白粉は確認できますが、胸部はまだのようで 成熟なのか未成熟個体なのか中途半端です。 成熟個体になると腹部や胸部に白粉をまといます。 このことが、コフキトンボの名前の由来です。 ♂、♀共に粉を吹くとのことで、性別の同定は難しいです。 折角の市内での初見、パフォーマンス写真もないのも寂しいものです。 そこで、無理やりの能書きです(笑) 昆虫は6本脚と決まっていますが、本種やシオカラトンボ などの止り時は、いつ見ても4本脚しか確認できません。 上の写真をよく見ると、前脚を複眼と胸部肩の間に上手に収納しています。 これが止った時の普通の写真ですが・・・ 止まる直前には、脚を6本出している貴重な(笑)写真がありました。 (右中脚を損傷?しているようにも見えました) 4本の脚だけで止まるトンボも、捕食や、今回のような時は6本脚を使うようです。 チョウの場合には、一部の種では生まれた直後から前脚を収納し、4本の脚で 生活するものもいます。 昆虫たちの前脚考も色々で、興味深いです。 さて、大袈裟なタイトルになりましたが、このトンボの当県の状況について 調べたところ 要注意種(県内において生息地、生息個体数が明らかに減少 傾向にある種)との扱いでした。 近場で見れて良かったです。 こうなると欲の出る筆者、♀の異色型(オビトンボ型・白粉は吹かない)も 見たくなります。 参考までに、下の写真は昨年6月横浜で撮影したものです。 市内での ♀異色型の有無など、今夏もう少し観察して見たいトンボです。 (24日 市内 [YRP] にて) (トリミングあり) そしてこの後、やや早いかと思いましたが同じ要注意種の「ハグロトンボ」のエリア も回って見ました。 運よく数頭を確認、楽しい梅雨の合い間になりました。
by pastel24c
| 2017-06-24 23:59
| トンボ
|
外部リンク
最新の記事
記事ランキング
以前の記事
2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 more... タグ
カテゴリ
ブログジャンル
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
|
ファン申請 |
||