新しい4文字熟語? いえいえ、触角の長短のことで、♂は長く、♀は短い 蛾 と 蜂 の登場です。 「ホソオビヒゲナガガ」 ① ♂です 体長10mm弱に、この長~い触角は普通の生活に邪魔にならないのでしょうか? ② 一方、♀は ♂に比べると、1/4程度と短いです。 こちらは、付け根の黒い部分がやや太く、安定感がありますね ~ 次にハチです ~ 「ニッポンヒゲナガハナバチ」 ③ ♂です。 ④ ♀です ⑤ 「シロスジヒゲナガハナバチ」の♂です (♀は撮る事が出来ませでした) この二種は大変良く似ております。上の写真だけですと、同定は難しいです。 今回は前後の写真を吟味し同定しました。 相違点については下記の写真のように前翅の肘室が異なるとのこと。 参考までに ⑥ 「ニッポンヒゲナガハナバチ」 ⑦ 「シロスジヒゲナガハナバチ」 ここで “ 雄 長 雌 短 ” は終わりです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 次の4文字は “ 雄 櫛 雌 棒 ” です(笑) 最近、MF観音崎で特異な容姿のガガンボを見ました。 三年ぶりの「ホリカワクシヒゲガガンボ」です。 2個体見たのですが・・・ ⑧ 個体A ⑨ 個体B 両個体とも触角を見ると、普通の棒状、残念なことにいずれも♀でした。 これでは名前の由来のクシヒゲが分かりません(笑) 市内で過去に出会った♂を参考までに(13年9月 撮影) この他にもヒゲナガやクシヒゲと言う名前の付いた昆虫が何種かいます。 ♂と♀の触角の形状の違いについて、一説では♂は♀の発するフェロモンを 検知するために表面積を大きくしているとのことです。 特に夜行性の蛾にはクシヒゲタイプの♂が多いようです。 ⑩ 先日自宅で撮った「キバラゴマダラヒトリ」もよく見ると櫛型でした。 なるほど、暗夜の中では優れた検知能力を発揮する強い味方になるのでしょう。 筆者的には、ホソオビヒゲナガガなどの昼行性については、♀の気を引く デスプレイもあるのかナとも思っています。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 最後にもう一態 あんたの触角何なんだァ~!! ⑪ 初見の「ヨツボシモンシデムシ」 シデムシの仲間で、カエルやヘビ、鳥や動物の死骸を食べる 森の掃除屋さんです。 普通の触角のイメージは針先のように繊細と思っていましたが 触角の先端、まるで一輪の花を添えたようで、おしゃれですね。 昆虫たちの触角、ごく一部を垣間見ただけですが、本当に色々あるのですね この他にゾウムシなども面白い形をしていたり、興味の尽きない世界です。 データ 撮影日 ①・③4/20日 ②・⑥4/22日 ④5/10日 ⑤上・⑦5/23日 ⑤下5/8日 ⑧・⑪6/15日 ⑨6/18日 ⑩4/26日 場所 ⑤下 市内 [久里浜] ⑩自宅 他は観音崎
by pastel24c
| 2016-06-25 23:47
| 虫たち
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